英会話、簡単な単語が聞き取れないと悩んでいませんか?
文字にしてみると簡単な中学レベルの会話が理解出来ないと悩んでいる、あなた。
なぜ英会話はむずかしいんでしょう?
ざっくり言ってしまうと英語特有の音が聞き取れない事が一番大きいと思います。
ではなぜ他の国の言語を聞き取るのが難しいのでしょうか?
それは母国語にはない音を言語として聞き取る能力がないからです。
正確に言うとその能力を失ってしまったからです。
どういうことか?
生後6~8ヵ月の赤ちゃんは地球上のどこの国の言語でも聞き取る能力があることが実験で立証されています。
どこの国の言葉でもすぐに喋れるという意味ではありませんよ。
発音の違いを聞き取れる能力があるということです。
例えば、大人の日本人には英語のrとlの違いは聞き分けられませんが生後6~8ヵ月の日本の赤ちゃんはそれが出来るのです。
この能力は年齢とともに弱くなっていって7歳を過ぎると急激に失われていきます。
そのわけは母国語に慣れていくほどに必要のない音は無視するようになり、その結果、聞き分ける能力そのものが失われていくのです。
それじゃ大人になってからでは外国語で会話することは不可能なんでしょうか。
これに関して
「赤ちゃんはどうやって言葉を覚えるの? 最新の研究でわかった、脳と言語のメカニズム」というTED(Technology Entertainment Design)によるプレゼンテーションを参考に考えていきたいと思います。
・赤ちゃんは語学の天才
・その才能は大人になると失われる
・大人が外国語を喋れるようになる方法
赤ちゃんはどこの国の言葉でもわかる?
赤ちゃんや子どもは7歳までは語学の天才なのです。
どこの国のどんな言語でも聞き分けられる能力を持って生まれてきます。
その能力は15歳頃までには50%ほどに落ちてしまい二十歳以降では5%ほどしか残っていません。
7歳を過ぎると急激に落ちていき17歳程度で5%ほどになってしまう。
なぜその能力が失われてしまうのか?
パトリシア・クール氏の実験の話をします。
東京の赤ちゃんと、アメリカの赤ちゃんについて、/ra/と/la/を聞き分ける実験をしたところ、生後6~8ヵ月の赤ちゃんは日米で全く同じ反応をしました。
つまり同じように聞き分けられるのです。
しかしそれから、それぞれの言葉の環境の中で一年間育つと日本の赤ちゃんは/ra/と/la/の聞き分けが出来なくなる事がわかったのです。
それはなぜか?
赤ちゃんはまわりで話されている言語の音にとても敏感で日本語を聴きながら過ごすうちに必要のない/ra/と/la/を聞き分ける能力を切り捨てるのだと言う事がわかりました。
母国語には必要のない音を判断する能力を捨ててしまうのです。
わずか一年でその能力を捨ててしまうのですから大人になる頃には母国語以外を聞き分ける能力が残っているわけがありません。
別の実験。
生後間もない東京の赤ちゃんに日本語と英語、両方で話しかけ、両方の言葉で生活する環境をあたえます。
そうすると日本語と英語、両方の音を聞き取る事が出来るようになり本当の意味でバイリンガルの能力をもつようになります。
この実験で重要なのは人間が話しかけると言う事です。
一番いいのは母親が話しかける事。
母親が赤ちゃんに話しかける意味
これらの実験ではビデオなどで聞かせても効果は出ない事がわかりました
なぜか?
人間が話しかけたとき、赤ちゃんの脳のなかでは人間関係に反応する部分が活発に反応します。
言語能力はその部分と大きく関係しているのです。
ビデオなどで聞いた場合はその部分は反応しません。そのため言語能力は向上しないのです。
生まれたばかりの赤ちゃんにとって母親から話しかけられること、これが最良の言語の覚え方なのです。
それじゃ大人になってしまったわたしたちはどうする?
生まれたばかりの赤ちゃんが持っているすべての言語を聞き取れる能力を失ってしまったわれわれ大人はどうしたらいいんでしょう?
さきほどの話で赤ちゃんでもビデオなどでは効果が出ないというのがありました。
でも私たちの英語の勉強の仕方ってビデオや音声データなどを使う事がほとんどじゃなかったですか?
人間相手にコミュニケーションをとりながら会話をする事が一番効果あるのにです。
赤ちゃんの持っている能力からははるかに劣っていますが、その方法で訓練していけばなんとかなりそうな気がしませんか?
生身と人間と会話する、それでしか聞き取り能力は向上しない
昔からよく言われるのが外国語を習得したいのなら外国人の恋人を作るのが一番いいということですよね。
コミュニケーション、それも濃厚なコミュニケーションをとりながら会話をつづけていけば確実に聞き取れるし、喋れるようになるでしょうね。
恋人じゃなくても友人でもいいですよね。
日本国内にいて英語が喋れるようになるには、あきらかにこの方法が一番近道なような気がします。
文法の勉強はいらない?
よく聞かれますよね。
コミュニケーションが一番大事なら文法はいらないのか?
ポイントが全然ずれてる!
「母国語にはない音を使ってコミュニケーションが出来るように訓練する」ことと文法は関係ありません。
「じゃ、やっぱり文法は必要ない?」
外国語を勉強するのに文法の勉強をしたり単語を覚えたり習慣を覚えたりすることが出来た方がいいに決まってるじゃありませんか!
ただ言えるのは生身の人間相手にコミュニケーションを取りながらその人の話す(発する)音を聞き取る訓練をしなかったら喋れるようにはならないのは確かだと思います。
恋人、友人が作れない人は?
日本国内でネイティブな英語を話す恋人、友人を作る?
それは無理じゃね?と思いますか。
考えつく方法は?
マンツーマンの英会話教室に通う。
恋人、友人ではないけど、英語でコミュニケーションを取らなきゃいけない状況には持っていけますよね。
お金は結構かかるけど。
外国人とのコミュニティサイトにいって友人を作る。
特に外国にいる人と友達になってSKYPEなどで話しが出来ればお金はかからない。
オンライン英会話を始める。
SKYPEを使ったオンライン英会話なら無料会員登録をしてから小一時間もすればレッスンを受ける事が出来る。
値段は最安のレアジョブあたりで月4,000円弱で毎日レッスンが受けられる
手っ取り早い方法はオンライン英会話
生身の人間とコミュニケーションをとりながらその人が話す外国語の音を聞き分ける手っ取り早い方法はSKYPEなどを利用したオンライン英会話だと思います。
だいたい25分程度のレッスンが普通なのですが、最初は相手の言っていることがほとんどが聞き取れない場合もあるでしょう。
非常にあせりながら、つらい25分を過ごす事になるかもしれません。
しかし、そのときあなたの脳の中では人間関係(コミュニケーション)と言語に関する部位が興奮してさかんに活動しているでしょう。
これはビデオなどでゆったりと語学を勉強しているときとは比べものにならない刺激なのです。
生身の人間と会話している事であなたの脳は相手の発する音に敏感になりやがては母国語にはない音を聞き取れるようになっていくでしょう。
オンライン英会話なら無料会員申し込みをして小一時間で予約が出来て無料体験レッスンが受けられます。
一月4,000円弱で毎日レッスンが受けられる。
英会話の習得には一番簡単で一番早い方法だと思います。
以上「英会話、簡単な単語が聞き取れないと悩んでいませんか?」という記事でした。
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